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2023.04.12

素足の暮らし体験的考察

 素足の暮らしは、全館空調のYUCACOシステムにしてようやく実現された未来型の生活様式です。

 室内の空気の温度が室温と思われる方がほとんどでしょうが、体感的室温は床+壁+天井の湿度を足して3分の1にした温度と、室内の温度を足して、これを2分の1にしたものとされています。

 この時床暖房の家は床の表面温度が30℃以上となっています。室温を上昇させる為に床の熱で壁+天井+空気の温度を床の温度を高くする必要があるためです。

 床暖房の床の温度は30℃以上ですので、ひとが快適と感じる25℃より5℃も高い為、長時間床暖房の床に足裏を置いていると、汗ばんで来ます。更には、ストレスを感じることとなり、スリッパを着用しなければなりません。

 YUCACOシステムでは、大風量で、室温に±3度以内の空気を室内循環させていますので、この空気の流れに触れた床・壁・天井の表面温度はほぼ同じになっています。室温も適温化された空気を丸ごと入れ替える方式となっている為、全室の室温が25℃程度に整えられることになります。

 これまでの住まいは、部屋ごとに室温が異なりますので、素足だと冷たかったり、熱かったりでストレスが直接足から伝わりますので、生活者は靴下や上履きが必要となっていました。

 YUCACOシステムの場合に、ようやくこうした全館空調効果として、全室の床・壁・天井の温度がそろうことになったということです。

 フローリングの上に異物が落ちていると足裏に触れた時、「オヤ」と気が付くことになります。固い物は特によくわかります。米粒が生の時、炊飯後のお米か足にも触感があり、これを感じ取ることが出来ます。足裏からの触感は、一種新鮮なシグナルとなります。

 気づかなかった落とし物、薬の粒だったりが見つかったりします。

 「手触り」という言葉がありますが、素足の暮らしを続けていると「足触り」と言った感覚が育って来ます。

 床の埃や、ベタ付きが信号として脳に届けられると「拭き掃除」の必要性に気づきます。そこで床を雑巾などで水拭きすると、乾いたときにそれまでの床から得られた感覚にはない「サラリ」として清潔感が伝わって来るようになります。

「サラリ」がわかるようになればあなたは「素足人」です。